2009年12月5日土曜日

Fender Custom shop MASTER GRADE series   2-2 






ボディ・フィニッシュ
マスターグレードシリーズの大きな特徴のひとつがボディ・フィニッシュです。
サンバーストカラーの場合オリジナルモデル同様ブリーチ・バーストという手
法が用いられています。これはやや茶色味のかかったアルダーというボデ
ィ材に必要以上厚塗りすることなく鮮やかなカラーを着色するために予め木
地を脱色し黄色に木地着色を行いその上にクリアー・シーラー、赤と黒の部
分の着色を行う工程を意味します。

またカスタムカラーについてはシーラーの後に発色を高める為に白いアンダ
ーコートが施され、着色層の塗装が行われます。
これらはいずれも木の音を前面に出しボディ鳴りを最大限に生かすと同時
に出来る限りの薄い塗装を可能にするという効果があります。
この手法を用いた場合、時として気が環境の変化に反応し塗料が引き木理
が浮き出た状態が起こる場合がりますが、これは木材が呼吸している証で
あり、トーンを最優先した結果です。これは創始者の塗装は薄ければ薄いほ
ど良いという精神を引き継いだものです。

実際にマスター・グレード・シリーズを演奏してみとボディから直接プレイヤー
の体へと伝わる振動を体験できるはずです。

ピックアップ

ピックアップはこのモデルのために特別にデザインされたもので特質すべ
きはAbigail Ybarraの手が入っていることです。彼女は56年からフェンダ
ー社でピックアップを巻いているベテランで、ワイヤーのテンションや巻く
際の速度、マグネットの質や形状など音質に関する要素を全て把握して
るためマスター・ギター・ビルダーからも厚い信用を得ています。
この究極の職人技とも言えるワイヤリング技術によって。 50’Sにはス
ィートさ、クリーンさを強調したオーソドックスな巻数が60’Sにはローズ
ウッド指板とのマッチングを図るための最適なターン数がそれぞれ設定
されています。 これらは、レギュラーのピックアップに比べるとややパワ
ーを抑えられた巻数に設定されていますが、これはもともと、トーンレン
ジがうまくとれてるストラトキャスターという楽器の特徴をできるだけ生か
し輪郭のはっきりした、抜ける音、そして弾いた際のニュアンスを最大限
に引き出すことを意図したためです。

太いトーンを得るためには必ずしもターン数を増やせば良いというわけ
ではなく、要はトータルバランスなのです。
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